理想と現実のギャップ
今回はクエンティン・タランティーノ監督の「デス・プルーフ in グラインドハウス」
タランティーノ作品で唯一観てない映画だったのですが、先日レンタルビデオ屋で見つけて、昨日鑑賞。
まぁ、ざっくり言うと、
美女(?)達 vs 変態ストーカー男
【前半】
無駄話ガールズトーク
虐殺
【後半】
無駄話ガールズトーク
カーアクション
こんな感じ(笑)
映画には関係ないような(カットしても
よさそうな)ガールズトーク。
正直眠くなるが、中盤でのあの虐殺シーン…
ここで一気に目が覚めます。
タランティーノ作品だからな、あるあるとは思ってたけど、
うとうとしている時に見るあのシーンは、強烈だね。
この映画の半分以上はガールズトークなのですが、実際もこんな感じなのかなと思うと、やっぱり女性て逞しいなと思うわけで…
僕も昔付き合ってた彼女にこんな事言われてたのかなと思うと、なんだか辛いわけで…
東京の女の人が皆、僕のことを生ゴミを見ているような、そんな気がしてくるわけで…
父さん、東京は人がいっぱいいるけれど、そっちと同じくらい冬は寒いです。
ふと、窓に目をやると雪が降っていて…
脱線しました。
私は男なんで、もちろんガールズトークに参加したことも生で聴いたこともないですけど、陰口だったり、男の品評会やエロトークなのかな??
男はさ、ロマンチストな生き物なんでね、現実よりも夢見がちな夢男くん。
ガールズトークと言えばお花畑の話やパンケーキの話じゃないの?
ラベンダーの話じゃないの?
ティーカップの話じゃないの??と思うわけで。
理想と現実のギャップ
この映画を見て、ふと中学1年生の頃を思い出した。
中学生にもなれば女の子に、性に興味を持ち出す時期。
私はバスケ部だったのですが、男子部室にトイレを挟んで女子部室があったのですが…
ねぇ、
もうそれはそれは、
秘密の花園だったわけで。
「女子部室」ていう文字がもうなんかエロいやん的な、変態すわ。
でも、そこは近くて遠い場所。
もし、僕が入ろうもんなら、
ぷらっとおでん屋にでも入るような感じで入っていったとしても、
絶対に今後の中学校生活を絶望にしてしまう行為。
下手したら、孫の代まで語り継がれるであろう行為なわけで。
モンモンとした日々を送っていた時に、ある日突然、その時が来た。
女子部室に入る時が!
それは、冬休み前の大掃除の日だった。
1年生だった僕達はせっせと体育館や部室 を掃除していたら、
「キャーー!!」
と声がしたのである。
何だ?何だ??
女子部室から女子が出てきた。
ゴキブリがいたと言うのだ。
「男子ー!捕まえてーー!!」
きたーーーー!!
おい!ゴキブリがっ!!!
俺たちの花園にホイホイと入りやがって!!人生そんなに甘かねーてこと思い知らせてやる!!
怒りもあったが嬉しさやドキドキの方が勝ってた気がする。
秘密の花園にトラーーイ!!
した瞬間だった。
僕は目を疑った…
「汚っ」
そこはゴミが散乱していたのだ。
クシャクシャになったコンビニのビニール袋
空の8×4
お菓子の箱に絶対使ってないであろう大量のハンガー
男子部室より汚くね??
何かが音を立てて崩れた。
そこはとても素敵な場所だと思っていたから。
入ったら、サウンドオブミュージックのジャケットみたいな感じになると思ってたから。
ドぉ〜は〜、ドぉ〜ナッツのドぉ〜
レぇ〜は〜、レぇ〜モンのレぇ〜
思わず歌いだすくらい素敵な場所だと思ってたから。
誰だよ!?女子部室はラベンダーの香りがするって、言った奴はーー!!?
理想と現実のギャップ
それを人生で初めて思い知らされた瞬間だった。
この映画を見てふと、昔を懐かしむ31の夜。
おしまい